Recruiting Design

Interviews

頑張ればきっと花が咲く。
そう信じられる場所で、
私は仕事をしたい。

名古屋都心エリア開発グループ
営業

眞野 桃子2020年入社

この会社で何を
したいんだっけ?
あやふやな志望動機を
見透かされた就活。

 生まれてから中学まで地元。高校、大学も名古屋へ通っていて、ずっと実家暮らしです。家族との仲が良く、家を出たいと思ったことはありません。就職の際も知らない土地に移ろうとは思いませんでした。環境が変わることが嫌い。慣れるのに時間がかかるからです。だから就活も名古屋で。幅広い業界の、誰もが名前を知っている大企業にエントリーしました。周りの友達もそれが当たり前だったし、みんな大手に内定が決まっていく…。そんな中で私は一人、足踏みをしていました。
 「この会社であなたがしたいことは何ですか?」当たり前のように面接で聞かれる質問。私はこの会社で何をしたいんだっけ?…自分でも答えが見つからず、上手い返答ができません。大手企業なら社会にもたらす影響が大きいから?生活が安定しそうだから?漠然としていた志望動機に自信がなくなり、当然、人事担当の方の心を動かすことはできませんでした。そして就活は7月まで伸び、就活コンサルタントさんの力をお借りすることに。そこで紹介されたのがこの求人広告のお仕事です。業界に関係なく幅広い活動ができる。そして、様々な業種で活躍されている方とお話ができ、知識を広げて自分の力をつけることができる仕事だと紹介を受けました。

大学時代の
部活の中にあった
“わたしがやりたいこと”

 では、求人広告業界で私がやりたいことは見つかるのか?その答えに結びつくカギは、大学時代の部活にありました。それは、誰もが持っている持ち味を活かし、活躍できる場所をつくる、という部活運営の取り組みです。中学、高校とスポーツに力を入れていた私。そして大学でラクロスに出会いました。体が小さい私は高さやリーチ、パワーにも劣り、何をするにも不利。でもラクロスはクロス(ラクロスに使う道具)を自分の身体条件に合わせてカスタマイズできるし、ルールの縛りが少なく、ボディコンタクトも比較的少なめ。これなら自由に私の持ち味を発揮できそう!と、興味を持ったスポーツです。

 ラクロスを始めてからはすぐに夢中になり、どうすれば試合に出られるかを考えました。身長もパワーもない私が、持っている武器は何なのか…。それは「全体を見る力」でした。視野を広く持ち、ゲームメイクを意識することで、攻撃の要として試合にも出られたし、周りに目を配ることで、仲間からは様々な相談を持ち掛けられるように。そして3年に上がり幹部になると、ラクロスの技量やチームの強さだけでなく、誰もが持っているそれぞれの価値をどう部活に活かすか、を考えるようになりました。大所帯なので試合に出られるのはほんの一握り。だから上位のプレーヤーでない人も、自分の存在価値を見つけてイキイキと楽しめる部活にする、というのが南山ラクロス部の伝統でした。

 誰でも輝ける場所がきっとある。就活の中で、自分を見つめ直して気がついた自分の価値観。それにピッタリはまる仕事が求人広告だと思ったんです。「人材が輝ける場所と、その人材によって輝ける企業のマッチング」。自分の才能を見つけて発揮できる場所があれば、人は生きがいを持てるはずです。そんな人々の役に立つことをしたい。私がやりたい仕事がようやく見つかったと思いました。

2020年、南山大学卒業。学生時代は部活動のラクロス三昧。学業も部活に専念するために単位を落とさないことを目指して頑張った。3年になると幹部となって、80人以上の部員みんなが有意義に過ごせる部活づくりに励んだ。今も時間を作っては大学に赴き、学生のコーチとして指導にあたっている。

誰もが“輝ける場所”を見つけられる。
そんなお手伝いを私はしたい

 そして求人広告の仕事をする場として、リクルーティング・デザインを選んだのには大きな理由があります。それは大学のOG、しかも同じラクロス部の出身である祐歌さんと偶然、会社説明会で出会ったこと。人柄はもちろんですが、一番魅力を感じたのは彼女の人生のあり方。新卒で入社して結婚。2度の産育休を経てもなお、この会社で活躍している2児のママ、という事実です。「自分が輝ける場所を見つけた先輩」。私の理想がカタチになっていると思いました。そして決め手となったのは「RDは頑張っている人が報われる会社だよ」という彼女の言葉。たとえ不利な条件があっても、頑張れば最終的に花が咲く。私がラクロスを通じて実感したことです。それを体現している先輩が言うのですから、とても強く響きました。会社や社会も、努力が報われる場所であってほしい。そういう会社で、私は仕事がしたい。だからRDを選びました。
 いざ社会人デビューとなった4月はコロナ禍の真っただ中。私たち新卒メンバーは自宅待機を命じられました。2ヶ月遅れてようやく仕事がスタート。初めての仕事にコロナ禍という逆風。どうしたらいいか、まったくわからないまま時間が過ぎるばかり。でも「真っ向勝負ではかなわないから、自分が勝負できる道を見つける」というのが、ラクロスで身につけた私のスタンス。今自分にできることは何かを考え、地道に電話で営業活動をしました。すると私のことを覚えてくださるお客様が少しずつ増えていき、念願の初受注。先輩たちも温かくサポートしてくれて、無事採用も決まりました。「いい人が来てくれたよ。ありがとう」とお客様に言っていただけたことは、この先もずっと忘れないと思います。社会に出て初めて誰かに必要とされ、役に立てた証ですから。これからもコツコツと私ができることを続けたいと思います。ここで頑張れば、きっと報われる。輝く場所を見つける誰かのお手伝いができる。そう確信していますから。