Recruiting Design

Interviews

「結婚・出産」か、「仕事」か。
その二択で迫ることの
ないような、会社・組織に
していきたい。

本社人材総合サービス部
マネージャー

小出 祐歌1998年入社

「一生働き続けたい!」
そう思って選んだ会社で、
2度の出産・休職。

 新卒入社して21年目。実は私がリクルーティング・デザイン(以下RD)の新卒第1期生です。10名以下だった当時の会社を思うと、今は100名以上のメンバーに囲まれて大きな会社になったなぁと感慨深いものがあります。結婚しても出産しても、一生働き続けたいとRDを選んで早20年。今のところ実現中です。
 第1子は2011年12月生まれ。10月から産休に入り、2013年の4月までの約1年5ヶ月ほど休職しました。2013年4月から約1年半は育児と仕事を両立する為に、時間が不規則となってしまいがちな営業ではなく、サポート側にまわって仕事をしていました。2014年12月からは第2子の出産・育児の為の産休をいただくことなり、それから1年3ヶ月の時を経て、営業マネージャーとして2年前に2度目の復帰をする事となりました。

ブランクからの復帰。正直、
分からないことだらけで
戸惑いましたが…。

 入社21年目とは言うものの、実質3年ほど産休・育休で休ませていただいているんですよね。復帰後、一番戸惑ったのは「メンバーが、商品が、お客様が分からない」と、何もかも分からない状態から始まったこと。そこは、当時のメンバーにも申し訳ないという事を正直に伝えて、勉強をしなおしました。それでも、まだまだ分からないことだらけで、日々いろいろな事を調べたり質問したりしていましたね。
 私は現在、9~18時の勤務。朝、子供を保育園に預けて出社し、帰りに迎えにいくという毎日を過ごしています。実はどうしても18時半までに迎えにいきたくて。というのも、18時半以降は保育園も閉園の準備をしていたりするので、その時間まで残っている子達は1箇所に集まって迎えを待っているんです。
 残っている子も私の子供ぐらいで、迎えに行くとなんとも寂しい感じ…。だからこそ、一刻も早く迎えに行ってあげたいという気持ちで、会社から駅まで小走り、駅から保育園までも小走り。家に帰ってからは前日夜に準備してある食事を温めて、慌ただしく食事をし、食事の片付け、入浴、洗濯、寝かしつけ、翌日の食事の準備…と、バタバタと1日を過ごしています。

1998年、南山大学卒業。在学中は部活のラクロスに打ち込み、自身のスキルアップの向上と、調和を保ちチーム力を上げていくことの面白さにハマる。常に底抜けに明るく、猛烈に練習に励み、その成果をみんなで喜べる集団が居心地よかった。ラクロス部のような「頑張る人がバカを見ない」環境がよいと、就職先として選んだのがRD。あれから20年以上経った現在は、2児の母として、仕事にママ業に奮闘中!最近では、文章力を身につけてもらうために始めた子どもとの交換日記を日課としている。

社会に出て、結婚・出産を経て、復帰。
全て経験してきた私だから、
出来る仕事をしていきたい。

 今後私のしていきたいことは大きく2つです。1つ目はメンバーのみんなが面白い仕事ができるようにする事。20年…。楽しかったことしか思い出せませんが、乗り越えてきた壁もそれなりにあります。その経験を活かして、お客様に感謝される事、仕事の意義、仕事を通じて自分が成長している事を実感する事という、この仕事、この会社で働く事の本来の楽しさを伝えていきたいと。
2つ目は、育児をしながらもキャリア形成を諦めなくてもよい環境を作っていきたい。これは『制度を作る』といった形式的なお話ではありません。もちろん、制度は必要不可欠ですが、100人100様のご家庭の事情や自分のキャリアイメージ等を受け止め、メンバー⇔会社がWin-Winの関係になれるよういざなうことです。実体験で言えば、3歳まではよく病気にかかるし、小学校に進学すれば給食後早々に帰ってくる子供のお世話について考えねばなりません。
 私が思うに、男性に比べて女性はライフイベントによって変化を求められる事が多いと感じます。結婚は『相手』によって、出産は『子育ての環境』によって、今の世の中、一般的には、女性が『仕事を継続するか、辞めるか』の選択を迫られます。私の友人の中には、結婚はまだしも、出産によって仕事を諦めざるを得ず、専業主婦になったり、子育てが落ち着いた時点で、パートで新しい仕事を始めるなどすることが多いです。仕事を辞めることは言うまでもなく本人の自由ですが、それが、本人の意向でなく職場の環境の問題ならば、残念な事だなぁと。
 これから若いメンバーの結婚、出産が続くと思います。その際自身の、会社・仲間と家族の理解・協力を得て、結婚・出産もして、育児をしながら仕事を続けていけるという経験を活かすことができたら、と思います。職場の環境の問題で、『結婚・出産か、仕事か』の2択を迫らなくてもいいように、働き続けたいという尊い意志を、無駄に摘むことのない会社・組織にしていきたいです。